大阪・関西万博 徳島県ブースにて、森工芸の天板が使用されています

2025.5.13

現在開催中の「大阪・関西万博」において、関西広域連合パビリオン・徳島県ブースのインフォメーションカウンター天板に、森工芸が製作した木製天板が使用されています。

この天板は、φ2,500mmの大きなサイズで制作されており、表面にはホワイトシカモアのツキ板を用いて、当社独自の「光線貼り(こうせんばり)」技法により仕上げられました。

光線貼りは、突板を三角形にカットし中心から放射状に貼り合わせることで、見る角度や光の当たり方によって木の色味や輝きが変化する、繊細かつ視覚的に印象深い表現技法です。

今回の仕上げには、**徳島を象徴する“藍を思わせる深い青”**を取り入れ、木材本来の光沢と相まって、静謐かつ存在感のある表情を生み出しています。

インフォメーションカウンターの脚部は、「藍デザインコンクリート」を手がける**喜田智彦氏(@ai_design_con)**が制作し、全体のデザインは、**藤原六花氏(神山まるごと高専)建築家 溝端友輔氏(VOID)**によるものです。

徳島県万博推進課 @tokushima.expo2025

https://future.kouiki-kansai.jp/about/tokushima/

徳島県は、木工・和紙・藍など多様な伝統技術と自然素材に恵まれた地域です。
今回の展示では、それらを現代建築と融合させた空間表現がなされており、**「伝統×未来」**の象徴ともいえる場となっています。森工芸としても、その一部を担えたことを大変光栄に思います。

これからも私たちは、ツキ板と独自の貼り技法を通じて、素材の魅力を最大限に活かし、人と空間をつなぐものづくりに取り組んでまいります。

[製作風景の動画_youtube]https://youtu.be/Xs1z5mllclg