2023.2.15
2023年2月28日〜3月3日開催のJAPAN SHOP展示会に本年度も出展することになりました。
本年の展示は、意匠性の高い1点物作品、森賢一の小さな作品を中心とした展示内容となります。
会期:令和5年2月28日(火)~3月3日(金)
開催場所:東京ビッグサイト東展示棟(東京都江東区有明)
小間番号:JS4006 (徳島県ブース内)
主催:日本経済新聞社
https://messe.nikkei.co.jp/js/
ご来場の際は是非お立ち寄りください。
案内状をご希望の方は送り先ご住所をお知らせください。
皆様と会場でお話ができるのを楽しみにしております。
[ABOUT]
木目の美しい無垢の木を紙のように薄くスライスし、家具などの表面材に使われる「ツキ板」。
そもそもツキ板として選び抜かれるのは、木目が美しく、状態が良い無垢の木だけ。
そんな銘木をギリギリまで突いて、ツキ板を削り出したその残りの部分は「ツキジリ」と呼ばれています。
何百枚と重ねられたツキ板の上下に配置されるのは、厚み10~20mm程度の板である「ツキジリ」。
でも、家具や建具に貼って使われるのは、薄いツキ板のみです。
ツキジリは日の目を見ることなく、ツキ板の「残り」や「あまり」の部分としてみなされ、処分されていくことがほとんどでした。
ツキ板を家具や建具に貼ることを長年専門にしてきた森工芸は、ふと気づき、考えました。
「ツキ板になれず、家具や建具の表面を飾ることはできないけれど、
ツキジリは、もともと木目も色も美しい、欠点のない無垢の木。
それを使わずに捨ててしまうことの、なんともったいないことか…」
ツキジリだって、貴重で立派な材料。
一つひとつが個性を持ち、それぞれがレアな一点モノ。
唯一無二のツキジリたちは
食材や器といった主役たちを引き立てることが得意な、
“名脇役”ともいえるプレートに生まれ変わります。
使われていなかったものを表舞台に引っ張り出して。
そして、単純だけれど、サステナブルに。
2023年で創業70周年を迎える、森工芸の新たな決意と取り組みです。